フコイダンのなかでも、硫酸化フコースを主体とした「F−フコイダン」には、HGF(hepatocyte growth factor; 肝細胞増殖因子)の産生を誘導することが1999年に確認されています。
HGFは肝臓細胞の増殖のほか、腎臓や心臓などの様々な器官の組織や上皮細胞の再生に関わっていることから、F−フコイダンは、肝臓だけでなく様々な病気の治癒にとって大きな役割を果たす可能性があります。
フコイダンには、C型肝炎のウイルス量を減少させたという報告もあります。フコイダンの働きとしては、ウイルスそのものを死滅させたのではなく免疫を活性化させる作用が有効だったのではないかと推察されています。
また、群馬大医学部の長嶺竹明教授(那覇市出身)の研究では、沖縄産モズクに含まれるフコイダンに、肝臓がんの増殖を手助けするタンパク質「CXCL12」を抑制する効果があることが報告されています。
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