ナトリウムは主に塩分として摂取するミネラルですが、日本人は塩分の過剰摂取が問題になっています。私たちの体内ではナトリウムとカリウムが細胞の外と内でそれぞれ均衡を保つことで細胞の浸透圧を維持したり、水分を保持したり、といった重要な働きをしています。
塩分の摂り過ぎは、ナトリウムとカリウムの濃度バランスを崩す要因となります。ナトリウムは、細胞外液に存在していますが、常に細胞内への流入と排出を繰り返しています。ナトリウムの過剰摂取によって細胞内のナトリウム濃度が高まると濃度を一定に保つために細胞が膨張し細胞浮腫(むくみ)や高血圧などを引き起こすと考えられています。
また、ナトリウムは交感神経に作用し抹消血管を収縮させるという働きもあります。これらの相乗効果によって血圧の上昇が引き起こされると考えられています。
こうした血圧の上昇を抑制するためには、余剰なナトリウムを体外へ排出することが必要となります。フコイダンには、小腸でナトリウムを吸着し便とともに排出する働きがあるため、血圧の上昇が抑制されると考えられています。
さらに、フコイダンは、硫酸基を持つ抗血液凝固剤として広く知られているヘパリンよりもヒト血液に対して15〜18%強い抗血液凝固作用、つまり血液が固まりにくく流れやすい効果があるといわれています。
フコイダンのこれらの作用が血圧の上昇を抑制すると考えることができます。
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